立方体の六方向の壁を描く(理論編)
タロット道を実践するには、さまざまな取り組み方があります。
「道」ですので、それぞれ個人が根本的な生き方、自分のあり方を見ていくのは大前提ですが、松村潔先生のテキストや動画の中には、そのためのより具体的な取り組み方が提示されています。
まずは、立方体の六方向の壁を絵に描いてみる方法をお伝えします。
1. 立方体の概念
松村先生の説明によると、「世界は陰陽でできており、三種類の二極化が世界という箱を作る」と言われています。
生命の樹のセフィラで言えば、上と下はコクマーとビナーで、右と左はゲブラーとケセド。前と後ろは、ネツァクとホドに対応する。これらは陰陽に分化されており、たとえば、前と後ろという陰陽を中和すると、それは真ん中になる。なので、六方向に展開された二極化を全部中和すると、箱の真ん中に位置することになる。ー「タロットカードはスターピープルの宇宙への帰還マニュアル」より
つまり、私たちは、立方体の箱の六つの壁の中にいるということです。対になっている壁を陰陽の二極と考え、それが3種類あるということですね。この壁をユングのアーキタイプ(元型)にも当てはめて考えています。
この立方体は、生命の樹のセフィロトをマッピングしていると先に書いたが、他の言い方ならば、ユングの六つの元型に当てはめることもできる。たとえば、上と下はオールドワイズマン(老賢人)とグレートマザー。もちろんグレートマザーは床だ。前後はペルソナとシャドー。前面をシャードーという人は誰もいない。右はアニムス、左はアニマだ。この場合、どちらが右なのか、左なのかという対応は少し難しい。ー「分身トゥルパをつくって次元を超える」より。
2.立方体の使い方
この立方体が大事なのは、全ての壁を純化すること、つまりきちんと見ていくということです。そうすることで、3種類の二極である陰陽が中和された中点にいくことができるようになります。「ただ真ん中に行くだけで、どこの宇宙にも行ける」とあるように、移動が可能になります。そして「六つを統合化して縦波に乗った瞬間に、コーヌコピアは外に連れ出すトゥルパとなる」と書かれているように、タロット道の目的でもあるトゥルパ作りにもとても大事なものとなります。壁がはっきりすることは、立方体のエネルギーが集中し、高まることでもあるからです。
3.立方体の六面の壁を描く
立方体の六面の壁を描くワークについては本にも書かれています。やり方はシンプルで、それぞれ壁の場所を思い浮かべて絵を描きます。変性意識状態でやる方がより深いものが描けると思います。バイノーラルビートを使うのもよいかと思います。
5月5日宇宙意識養成学校にて誘導を行いました。オンラインでもまだ受講できるかと思います。→
5/5[宇宙意識養成学校vol.04](オンライン受講可) | 宇宙意識養成学校
今後、このワークだけのオンライン講座も開催予定です。詳細が決定次第お知らせします。→アル・リシャ
*理論編も随時付け加えていきますが、次回は実践編でやられた方々の記録をご紹介します。