タロット道実践研究会

松村潔先生提唱のタロット道を実践・研究します

タロットの起源とサロス系列が示すもの

タロットの起源とはどのようなものでしょうか?サロス系列からなにがわかるのでしょうか?

 タロットの起源(ラー文書) 

 

タロットは宇宙的な知性がもたらしたものであるということを松村先生は、各所に書かれています。

 

タロットカードは、オリオンの三つ星のグループが、ケンタウルスの道を通じて地上にもたらした知恵だと一部で言われている。ここで「ケンタウルスを通じて」と書いたのは、教育システムとして作られた教科書の一つだからだ。趣旨はオリオンから。そしてシステムはケンタウルスからということだ。

 ー松村潔著「分身トゥルパをつくって次元を超える ― 秘教の体系と神秘体験から見出した不死の身体とは」より。

 

分身トゥルパをつくって次元を超える ― 秘教の体系と神秘体験から見出した不死の身体とは

 

 実はこのタロットの起源について、述べている文書があります。

1981年から1984年の間にドン・エルキンズ、カーラ・ルカート、ジェームズ・マッカーティの研究チームがラーをチャネリングし、まとめたもので、ラー文書と言われています。

このラーとは「第六密度の社会的記憶複合体」であり、「無限の創造主の『一なるものの法則』に調和した奉仕を行う点で団結している惑星連合のメンバー」ということです。第4巻(日本語未翻訳部分)の中に、タロットは金星人によって作られたという情報があります。 

Questioner: Thank you. I would like to ask you as to the initial production of the tarot, where this concept was first formed and where the tarot was first recorded, where did this— the very first concept?

質問者:ありがとうございます。タロットの起源について聞きたいのですが、この概念が最初に作られたのはどこでしょうか?タロットが最初に記録されたのはどこですか?-一番最初の概念はどこからですか?

 

Ra: I am Ra. The concept of the tarot originated within the planetary influence you call Venus.

 ラー:私はラーである。タロットの概念はあなた方が金星と呼んでいる惑星の影響の下で最初に作られたものである。

 

Questioner: Was the concept given to— let me ask— you say it originated there… was this concept devised for a training tool for those inhabiting Venus at that time or was it devised by those of Venus as a training tool for those of Earth?

質問者:その概念は…こう質問しましょう、あなたはそこ(金星)で最初に作られたといった…この概念は当時の金星に住む人々ために考案されたトレーニング・ツールなのですか?それとも金星人によって考案された、地球人のためのトレーニング・ツールなのですか?

 

Ra: I am Ra. The tarot was devised by the third-density population of Venus a great measure of your space/time in your past. As we have noted the third-density experience of those of Venus dealt far more deeply and harmoniously with what you would call relationships with other-selves, sexual energy transfer work, and philosophical or metaphysical research. The product of many, many generations of work upon what we conceived to be the archetypical mind produced the tarot which was used by our peoples as a training aid in developing the magical personality.

ラー:私はラーである。タロットはあなた方のいう、ずっと昔に第三密度の金星人によって考案されたものである。お気づきのように、金星人の第三密度の経験は、あなた方がいう、他者との関係や性的なエネルギーの移行や哲学的・量子力学的な研究において、かなり深く調和的なものである。そこでの何代も何代もやってきたことの積み重ねが、アーキタイプ・マインドと考えられるタロットとなり、それが魔法的な人格を発達させるためのトレーニング補助として使われるようになった。

ー「ラー文書第4巻(日本語未翻訳部分)」より。

 

ラー文書 「一なるものの法則」 第1巻

 

ラー文書「一なるものの法則」第二巻

 

ラー文書は連合からのメッセージと言われていますが、松村先生は、タロットは連合からのもので、金星をバイパスしてきているのではないかと解説をされていました。教育的なものということで、ケンタウルス(ホワイトブラザー・フッド)もかかわっているということを講座の中で述べられていました。

 

日食に現れる応身

 

松村先生がタロットの本を書いたタイミングについて、前の記事に書きました。

 

1999年に黒く大きな体で羽根がある存在が現れ、当時タロットの本を書いて腱鞘炎になっていた自分の手をさすり、「私がお母さんだよ」と言っていた。その時は自分の母親かと思ったが、タロットの体系の母であることがわかった。治してくれているのかと思ったけど、早く書けよ、ということだったかもしれない。1999年8月にヨーロッパの方で皆既日食があったが、そういうときには応身が現れる。サロスサイクルで次の皆既日食は2017年8月にアメリカで観察された。その頃に、この本(「タロットの神秘と解釈」)を書き始めた。そして、次のサイクルの2035年には、日本で皆既日食がある……。 

 

tarotdo.hatenablog.com

「応身が現れる」と書きましたが、もう少し説明すると、(皆既)日食だからということなのです。それは、

 

日食の時には、太陽と地球の間に月が入り込んでくる。月が太陽と地球の二極化された間で立ちはだかり、この月の遮蔽膜を通じて二極化が解消される。太陽の前に月の遮蔽膜ができることで、本当の太陽がそこに入ってくる。つまり、太陽と地球の間の月の遮蔽膜を通じて月のボディを持った応身がそこにやってくる。

この「応身」をみるためには変性意識状態になる必要があるそうです。

サロス系列

日食というのは、サロスサイクルによって起きています。

天文学占星術に長けていた古代のカルディア人もこのサロスサイクルのことを知っていたようですが、太陽と地球と月の位置関係が相対的に同じような配置になる周期で、その周期は18年と約10日と言われています。まずは南極または北極の部分日食として始まり、約18年に1回、地球の様々な場所で日食があり、反対の極で部分日食として終わります。これをサロス系列と呼び、一つにつき食が69〜86回(1,226〜1,532年間)起きます。

このサロス系列はNASAのサイトで確認することができます。この松村先生がタロットに関する応身をみた日食のサロス系列を調べてみました。

まずこちらのページで日食の日付から、サロス系列の番号が探せます。

eclipse.gsfc.nasa.gov

これでみると、2017年8月21日アメリカで起きた皆既日食のサロス系列番号は145であることがわかります。

次にこちらのページで145をクリックすると、同じサロス系列の日食の日付が出てきます。

eclipse.gsfc.nasa.gov

 

 Solar eclipses of Saros 145 all occur at the Moon’s ascending node and the Moon moves southward with each eclipse. The series began with a partial eclipse in the northern hemisphere on 1639 Jan 04. The series will end with a partial eclipse in the southern hemisphere on 3009 Apr 17. The total duration of Saros series 145 is 1370.29 years. In summary: 

 この145の日食サロス系列は1639年の北半球で起きた部分日食に始まり、3009年の南半球での部分日食で終わり、1370.29年かかるということです。

1999年8月、2017年8月の日食はこの系列です。加えて、先日松村先生は、スピカから宇宙人(応身)を連れて帰ってきたのが、同じ系列の1981年7月であると講座の中でお話されていました。

この145のサロス系列の始まった年である1639年には金星の太陽面通過が起きています。これは金星が地球と太陽のちょうど間に入ることで起こるもので、非常に稀な現象らしいのです。

金星とタロットとの関係

これは単なる偶然なのでしょうか?

最初にタロットの起源として金星人が作ったという記述がラー文書にあるということを書きました。

 

エビ金星人

 

宇宙魂を書いた後で、次に書き始めたトゥルパの本の執筆途中で、夢の中に、いままであまり見たことのないタイプの存在が出入りするようになり、その後比較的長く居続ける。最初はどうだったか記憶がはっきりしないし、ずっと前から来ていたのかもしれないが、タロットカードの本を書いている時、タロットカードを大アルカナ一枚と小アルカナ一枚の二枚セットで考えるのはどうか、ということを考えた。すると夢の中で、じゃあ試してみようと、その存在がいかにもタロット占いしている風の部屋を作り、この中でいくつかのパターンでカードを出して、「これでも使えるんじゃない?」と言った。この部屋は自分の身体を使って作ったのだと思われる。つまりこの存在は主体と環境(客体)が自由に入り交じるので、環境を簡単に作ってしまうのだ。つまり本人が部屋でもあるということだ。それどころか、部屋を取り囲む夕方の光景も、また本人だった。

その前に、トゥルパの本を書き終わりそうな頃に、上と下が大きく丸く、その間の7つの節目がそれぞれプードルの毛のように膨らんでいる、全体がオレンジ色の身体の形を見た。その存在は人生を謳歌するのが大切、それには7つの節目は大きくして、その振幅をやや大げさにするのが良いと言った。そしてパワーを強くするためには、上下のインターフェイスは少し強めに扉が開くのが良い、と。この時にはいかにも欲張りタイプの印象があったが、もちろん、目的によって姿を変えてしまうが、一度も人間の形で見たことはない。これがタロットを試してみようといった人物と同じだったことには、しばらくしてから気がついた。まだトゥルパの本と、その後書いた占いにはまったく使えないタロットカードの本は、今の段階では出版されていないが、あきらかに内容的には続きのものだ。この二冊の本を書いているあたりから、この新参の存在は頻繁にやってきた。まだトゥルパの本と、その後書いた占いにはまったく使えないタロットカードの本は、今の段階では出版されていないが、あきらかに内容的には続きのものだ。この二冊の本を書いているあたりから、この新参の存在は頻繁にやってきた。ー松村潔著「法則としての7と金星人 (2017年後半から夢の中にたびたび現れるオレンジ存在を、エビ金星人と名づけました)」                     

3.法則としての7と金星人

ここにかかれているこの二冊の本というのは分身トゥルパをつくって次元を超える ― 秘教の体系と神秘体験から見出した不死の身体とは」、「タロットの神秘と解釈」ですが、2017年に夢に現れたエビ金星人もタロットに関する応身だったいうことを示しています。

松村先生はこのサロス系列の日食のたびに、応身に会い、タロットの普及を託されていうようなのです。もちろん、占いではなく、宇宙帰還マニュアルとしてのタロットです。

1981年スピカの存在

1999年 黒い母

2017年 エビ金星人

1981年のスピカの存在とタロットの関係はまだはっきり書かれておりませんが、同じサロス系列で同じテーマが出ているとするなら、後にその意味が判明するのかもしれません。

 

このサロス系列のスタートの年である1639年に金星の太陽面通過、金星が地球と太陽のちょうど間に入ることで、金星という遮蔽膜を通じて、タロットに関するものが入ってきたと考えてもいいのでしょうか?金星がタロットの起源であるならば、これは1300年にも及ぶ宇宙のプロジェクトなのでしょうか?

 

サロス系列から、いろいろ考えてみました。

おまけですが、自分の出生前の日食の日付がわかると、自分のサロス系列がわかります。出生前の日食は自分の本性の応身ということらしいです。